「鈴は優しいね。」

「沙羅だけにだよ、バカ。」

ニコッと笑い頭を撫でる鈴に、ごめん。と心の中で謝る。


「飯食いに行くか。」

気がつけば駅前まで来ていて、辺りは夕日色に染まっていた。

「うん、そうだね。」

私達は近くのファミレスに入り、注目した。

「食べたら送ってくから。」

「ありがとう。」