何言い出すの、この子は!!正気か!?正気なのか!? もはや壊れ始めた私は、暴走中。 「いいじゃん、大丈夫だよ」 …いや、何がいいのかわかんないし、大丈夫の意味もさっぱり…… 「そうと決まれば、先輩行きますよ!」 彼は、グイッと私の腕を引くと玄関を開けた。 「ちゃんと、鍵かってね!」 「…私行くなんて一言も…って、おい!」 人の話しを聞かず、腕を引っ張り歩き出した彼に、私は大人しく付いていく。