「沙羅が鈴と付き合うとか、認めねぇ!沙羅は俺のだ、俺の彼女なんだよ…!」 「彼女がいるのに浮気していいの?」 俺が言うと 「……っ」 兄貴は黙り込んだ。 しばらくの沈黙が流れた 「とにかく…」 沈黙を破ったのは魁先輩。 「とにかく、浮気を辞めない限り沙羅は鈴のモノだ」 「なっ……、わかった」 渋々そう言った兄貴だが、分かってない。 「どうせそれでも、浮気するんだろ」