真樹子はそっと背中に触れた。 じんわりとした温もりが、静かに波打っていた。 苦しいですか? …苦しいですよね? 獣医は答えず、診察室を出て待合室のテレビを付けた。 音量は聞こえるか聞こえないかくらいに絞ってある。