―――莢said――― ホテルに向かうバスの中で、どうして崖の下にいたのかなどを説明していた。 ふと思った。 「ねぇ、昨日ずっと傍にいてくれたの?」 みんなは『当たり前』みたいな顔をして、何も言わずにあたしに笑顔を答えてくれた。 その笑顔が愛おしくて、 「みんな…ありがとねっ!!」 笑うと、みんなは顔を赤くしながら微笑んでくれた。 ―――みんな 大好きっ―――