爆走★love boy2

その音に合わせて心臓のうさぎがまた跳ねたけれど、私はそれを表には出さないように笑顔をつくった。



「おはよ」




いつもの先輩の笑顔に、いつもの笑顔を返す。



「じゃ、行こうか」



「はい」



コクリ、と素直にうなづく私。