「で、亜美はその噂に流されて必死になってこんな下着まで買っちゃったってワケ?」



ここは私の部屋。



あのあと学校に戻る気なんてさらさらなかった先輩が、


半分強引に家までやってきてしまったのだ。



そこでうちのお母さんが


「こんな時間にどうしたの?」


と心配顔をのぞかせたんだけど、先輩はいたって冷静に


「亜美が授業中気分が悪くなったみたいで。連れて帰ってきました」


なんて、言っていた。