「私はまだいいの! 先輩はそんなに軽い男じゃないもん」



そう言って、私は一時限目の用意を始める。



ナナミはそんな私を見つめて、



「ふぅん……そうなんだぁ?」



と、意味ありげに呟いたのだった。