爆走★love boy2

そんな中、ナナミは単刀直入に本台へと入って行った。



「ユリナさん、樹先輩の噂についてなんですけど」



「あぁ。なに? まだ、なにか新しい噂でもあるの?」



キョトンとするユリナさんに、「そうじゃなくて」と、ナナミが言う。



私は、自分のことのくせにユリナさんを真正面から見ることもできない。



「樹先輩が手が早いって噂。本当に本当なんですか?」