爆走★love boy2

入って一番奥のボックス席に座ると、私とナナミはアイフココアを頼んだ。



「ユリナさんはどこ?」



キョロキョロと店内を見回していると、「あそこ」と、ナナミが店の外を歩いている人を指さした。




「あ……」



そこには、ユリナさんの姿と茜ちゃんの姿があったのだ。



「どうして茜ちゃんまで?」



情報屋の茜ちゃんが来るなんて話、聞いてない。