「ちょっと、来て!!」
ギュッと手を握られると、ナナミの熱が伝わってくる。
「え?」
聞き返すより先に、私は席を立っていた。
もう少しで午後の授業が始まることなんて、まるでおかまいなしにナナミは歩いて行く。
「どこに行く気?」
「ユリナさんに会いに」
「へ……?」
ギュッと手を握られると、ナナミの熱が伝わってくる。
「え?」
聞き返すより先に、私は席を立っていた。
もう少しで午後の授業が始まることなんて、まるでおかまいなしにナナミは歩いて行く。
「どこに行く気?」
「ユリナさんに会いに」
「へ……?」



