爆走★love boy2

先輩は雅紀君が自分たちの後をつけてきたのだと思い込み、顔をひきつらせている。



「ね、先輩。もう行こうよ」





私は先輩の服の袖をつまんで引っ張る。



先輩は私を気にしつつ、雅紀君から目を離さない。



険悪なムードが3人を包み込み、呼吸をするのも苦しくなる。



もう、どうにかして。



こういったときだけ妙にヤンキーの血が騒ぐのだろう。



先輩は負けず嫌いだ。



そんな先輩を見て、雅紀君はおかしそうに笑う。