童貞男子!?~正反対な二人のピュア恋~

*杏里side*



「あーーー!!!」


いっけなぁい。


「どうしたの?杏里。」

麗の大きな目が不思議そうにあたしを見つめる。




「返すの、忘れてた。」


麗には・・・

遼くんが友達に同居をうちあけたのを知って
すぐにあたしもうちあけたんだ。


だから、言っても問題なし♪





「なにを?」


「これ!!」



あたしは、かばんの中から黒の携帯をとりだす。



そういえば、今朝に限ってちょっと寝坊しちゃったから・・・
持ち物チェックしてなかったんだよね。







ヤバイなぁ。


携帯はヤバイって・・・・。