「なにか、だめなところでもあるの?」


あたし、顔にでてた!?



おばさんは不思議そうにあたしを見る。


「な、なんでもないです!!

渡しときます;」




バッと携帯をとってすばやくその場を立ち去った。








でも、当然遼くんに会えるはずもない。






・・・・・しょうがない。


明日渡そう。





あたしは、忘れないようにかばんの中へしまった。

明日、持ち物確認するときに思い出すから。