俺らは、今俺の家にいる。




今日買った”KAGEROU”を一緒にやるためだ。



「なぁ、遼?」

「ん?」


一緒にセッティングしていると、大志が少し情けない顔をしながら話しかけてきた。



「俺らって、なんかちっともかわらねぇよな?」

「かわらねぇって?」


「だから、小学校ん時からさ、俺らずっとゲームばっかしてんじゃん!?

俺実は・・・高校生になったら、自然とゲームとかとは縁切れるって思ってたんだよ。

なんつぅか、彼女とかできて?」



そういえば、俺も思ってたな;





「でも、実際彼女どころか告られても告ってもねぇわけっしょ?

なんか・・・わびしくね?」


「あぁ・・・確かに。」


「だよな?」


「でも、俺はゲームと縁きるのは、無理だと思う。」



いつも、ゲームを楽しみに学校とか行ってるわけだし。


「俺もだ。」


大志は、罰が悪いような顔を見せる。