彼奴、依存症。



叶夜は一歩引いた。


それでも金髪の彼の優しく鋭利な言葉の刃は叶夜に容赦なく降りかかる。




「いきなり髪染めて、あれだけ大切にしてたピアスもネックレスも全部外して。お前、どうかしたのか?」



「お、おい!てめぇ!!」




叶夜は焦りを覚えたかのようにカッとなった。