彼奴、依存症。



二人と一人の間に物凄い温度差を感じる。


なぜ二人がそこまで張り合う必要があるのかがわからない。




初対面ではないような、そんな感じはするけど…。




「今は屋上から去れ。空気読めよ」




叶夜から彼に喧嘩を売る。




売り言葉に買い言葉。


勿論、もう一方も上級生として黙ってられない。




「おかしいだろ。俺が先にいた。お前らが後でのそのそ入ってきて、ここを荒らして、最終的には追い出す訳?いい度胸してんな」




穏やかな口調の割りにはキツい言葉の数々。


最もな言葉が叶夜には刃のようにさえ感じたのだろうか。