「まぁ、誰かに落とされるってか真琴自身が好きにならないとダメなんだってクラスが一緒になって分かったんだけどな」


春香は今の真琴は誰にも落ちないよって言ってたと潤は続けた。



「春香ぁ〜」



あんたってホント私の事分かってるんだね。


確かに今まで何度か告白された経験・・・私にだってあるんだけど


自分が好きだと思えないと相手に失礼だと思って断ってた。



だけど、そんな話は春香とした事がなくって。



ちゃんと私を見てくれていた春香に会いたいと思った。



いえ、私は男の人が好きですよ?



春香はあくまで・・・『心友』として。


ねぇ春香、私は春香を心友と思ってもいいのかな?





こうして夏期講習は無事(?)に終了し、新学期を迎えた。





またまた受験生らしからぬ事に巻き込まれることになるなんて


この時は全然知らずにいたんだ、私。



どうなる・・・私!