思わずテーブルを叩いた私のジュースがグラグラ揺れていて


春香は相変わらずボ〜ッとポテトを摘まんでいて


ノノちゃんは危なかったねと紙コップを支えてくれて


潤は・・・ニヤリと笑っていた。



「そういえば春香さぁ」



潤は私と話しても堂々巡りになると思ったんだろう。


幼馴染の春香に声を掛けていて



「春香もガツンと言ってよ」



期待を込めて見てみると・・・



「・・・えっ?何?」



たった今意識が覚醒したみたいで


どうやら私達の会話を聞いていなかったと分かる返事が戻ってきた。



「お前彼氏いたっけ?」



潤の一言に私はびっくりして、春香は・・・



「ゴホッ」



食べていたポテトを喉に詰まらせていた。



「合田さん大丈夫?」



ノノちゃんがびっくりして、春香のジュースを差し出しながら背中をさすっていて



「だ・・・大丈夫!ごめんね」



ノノちゃんに謝った後、それは今まで見た事のないような鋭い眼光を飛ばしながら・・・潤を睨んでいた。