「私も仲間に入れてよ!」


「いらっしゃい!」


「井上さん、私も弥生って呼んでいい?」


「うん。私も真美子って呼んでいい?」


「もちろん!」



私達3人はハイテンションで会話していて。


なんだか少しだけ気分が良かった。



だって、やっぱり気の合わない人達と居るって言うのは精神的にしんどいわけで。


でも本宮さん達が悪いってわけでもないし。



正直なところ・・・


あんまり本宮さん達を知らないんだけど、私も合わないななんて思ってたからかもしれない。



予鈴ギリギリに入ってきた菜々美は、弥生の席に私と真美子がいるのにびっくりしながらも、事情が分かったみたいで。


化学の教科書とノートを持って合流した。


弥生と菜々美もお互い名前で呼び合うって話をしてから



「弥生〜早速なんだけど、今日の化学、あたりそうなんだ。此処の問題教えてくれない?」



そう言うと持っていた教科書を開いて弥生の前に出していて。


弥生も教科書を見ながら、スラスラと化学式をノートに書いていて。