まぁ、春香は1年の時からクラブで知ってたから何とも思ってなかったんだけど


愛は1年間、さっきみたいな感じで振りまわしまくって、私は正直疲れたんだ。



『真琴と私は心友だから〜』



って言うたびに、全力で否定していたんだから。



つうかあんたと心友なんて絶対にありえないんだからね!



「結局さぁ」



春香が掲示板を見ながら話しかけてきたんで振り返ると



「私達と愛ってホントかみ合わなかったよね〜1年間」



そう言って自分の名前を探すために人差し指を掲示板に合わせて上下させていて



「それ、愛に言ってよね」



言い返してから、同じように掲示板で自分の名前を探した。





どうか愛とは同じクラスになりませんように・・・と祈りながら。





「あっ、私C組だ。真琴は?」



「私はB組だ。おっし!愛はFだ」



離れてホッとした私は、ついつい本音を漏らすように語尾が上がっていて春香と顔を見合わせて笑っていたら



『ブーブー』



またまた携帯が震えだした。