そんな嬉しさに浸っていると、「ごめん」と呟く潤の言葉とともに





柔らかい潤の唇が一瞬だけ私の唇に触れた。





キ・・・キス?





私が完全にフリーズしてると「俺、割引券持ってる!」と潤は皆の元へ走って行ったんだけど



その顔が赤くなっていたことを知ってるのは私だけで。



唇には潤とのファーストキスの感触がまだ残っていて、そっと指でその感触を触ろうとしたけど指には伝わらなくて。



また教室に潤とのファーストキスの想い出が上塗りされたんだ。



私はこれから潤や皆といろんな想い出を作っていきたいと素直に思えた。




『心友』と呼べる友達がたくさんできて、潤という彼氏まで出来た私の高校生活はホントに最高で。



私は前を歩く『心友』と『恋人』を追いかけるべく全速力で走った。




『心友』最高!!『恋人』大好き!!





佐藤真琴、18歳!


これから大学生になっても、今いる『心友』をこれからも大切にしていきたいと思います。



そして『恋人』の潤とこれからもバカ言い続けます!





心の中で誓ったんだ。





Fin