そういえば菜々美も真美子もどこにいるんだろ?



すぐに菜々美からメールが届き、14時に取りあえず教室集合とあったんで、時計を見ると13時。



そういえばお腹すいたなぁなんて考えつつ、14時集合を春香に伝えると


春香もお腹すいたとぼやいていて。



二人で顔を見合わせると、とにかくお腹に何か入れようと校門へ向かって歩き出した。



すると、今度は私の携帯がメールと違う着信音を奏でて。



携帯のテロップには『着信:家』とある。



「は・・・春香、お母さんからだ」


「えっ、もしかして?」



春香は携帯をパタンと閉じるとポケットにしまい、私は震える手で通話ボタンを押した。



「お母さん?」


『あっ真琴?今大丈夫?』


「う、うん」


『今さっき大学から封書が届いたんだけど』


「ど・・・どうだった?」





『どうだったって、まだ開けてないけど?』


「は?」


『だって真琴が一番に見たいんじゃないかと思って』


「このまま帰ると心臓がもたないよ、ドキドキして」



もうすでに心臓がバクバクすごい音を立てていて。