「久しぶり!」


「元気してた?」


「結果どうだった?」



卒業式と言っても、クラスメートと久々の再会はもう完全にお祭り状態であっちこっちでキャーキャーワーワーと悲鳴やら奇声が聞こえる。



私も久々に皆との再会にテンション上がりまくりの状態で。



ノノちゃんは志望大学への合格通知を受け取っていて、春香もノノちゃんとは違うけどそんなに離れていない本命の大学に合格していて。



潤と私は取りあえず最初に受けた大学の合格通知を持っていた。



あとは私達の本命の大学と真美子の国立大学の合格通知を待つのみ。




「真琴は取りあえず浪人っていう道はなくなったんだね」


「うん!皆のお守りのおかげだね」



キーホルダーを鞄から取り出すと、皆に見えるようにお守りを見せ、御利益あったじゃん!神様喧嘩しなかったね!と笑い合っていて。





お祭り騒ぎの中、下級生が段ボール箱を持って教室へやってきた。



胸に着けるリボンを持ってきてくれたようで、私達卒業生に1つずつ手渡してくれる。



なぜだか分かってるんだけど、彼女達3人はノノちゃんの前に来ると