潤の時はパニックになった私を見てるから話しやすかったけど


2人はそれを見ていないから、どう切り出していいのかも分からなくて。



「真琴は俺達の事信頼できる?」



ノノちゃんの問いかけに顔を上げると、真剣な顔だけどどこか私を落ち着かせる雰囲気で



「真琴が俺らの事考えて動いてくれたお礼をしたいんだけど。


俺らじゃ約不足かな?」



ブンブンと首を横に振って、溢れそうになる涙を堪える。



そんなんじゃないんだよ、信頼してるし話したい。



だけど、潤みたいに今までと同じように接してもらえるのかすごく不安で不安で。



「例え過去に何かがあっても真琴と私達は親友だよ?」



春香の一言に堪えていた涙が零れた。





だって、今まで誰にも相談できなかったし言えなかった。



この前初めて潤に打ち明けたのだって、弱い自分を見られたからで。



自分から自分の傷をさらけ出すなんて事したことなくて。



だけど、受け止めてもらえるって信じたい気持ちもあって。



2人は私が迷っているのを感じ取ったのか、何も言わずにいてくれて。