「何だよ、そのあ〜ってのは」


「えっ。あっ、あ〜やっぱりって思って」


「何でやっぱり?」


「だって今日、私と一緒に居るし?」


「あっそっか」



咄嗟に思いついた事を言ったけど、潤は納得したように頷いて



よかったぁ〜立ち聞きなんてバレたら・・・怖い!



「向こうから3年生の間だけ付き合って欲しいって言われて付き合ったんだけど


お前や春香や光見てると俺何やってんだろ?って思って、体育祭の時に別れたんだ」



「へぇ〜そうなんだ」



「何か俺自身もどっかで彼女の事傷つけてるんじゃないかって思ってたんだけど


向こうから言ってきた事だからってどっかで甘い事考えてたんだろうな」


「甘い事って、手出したの?」


「バ〜カ。俺そこまで飢えてないっつーの。まぁ時々電話したりメールしたりぐらい?」


「ふ〜ん。一緒に帰ったりとかはしてないの?」


「ん〜付き合いはOKしたけど、あんまり友達とかに知られたくないって思ってたのもあって黙ってたかなぁ。


・・・やっぱ俺最悪じゃん」


「でも、ノノちゃんは知ってたじゃん?」