でも、自分から潤に期限を付けて付き合ってって言った手前、不安だって言えなかったんだろうと。



「俺も同じこと思ったよ」



ノノちゃんは少しだけ複雑そうな顔をして笑っていたけど、きっと潤には直接言えなかったんだろうなと思った。



「真琴は今日の事、潤に話す?」



ホントなら潤に話すべき事なんだろう。


けど、宮本さんの気持ちが全く分からなかったわけじゃない。



でも黙ってる事は、果たして潤にとっていい事なのかどうか・・・



「分かんない。正直言うと話した方がいいんだろうけど、宮本さんの気持ちを考えると」


「もしよかったらさ、俺に任せてもらえないかな?」


「え?だってノノちゃん関係ないじゃん」


「いつも真琴には世話になってるし、潤の為だったら俺も少しは係りたいし」



あくまでも私がめんどくさい事を押しつけたと思わせないように話してくれるノノちゃんがすごく大人に見えて



「じゃあお願いしていいかな」



ノノちゃんに少し甘えてみようと思った。



「もうこんな時間だね」



空は少し暗くなり始めていて時計を見ると19時を少し回ったところで。