たしかに、にわかには信じがたい共通点になっている。 戸部奈々子は、冬我が仕事から帰ってくる前に殺害されているため、冬我の帰宅時間を知っているような顔見知りの犯行の可能性もある。 その犯人と飯田昌代殺しの犯人が同一犯だとすると、2人の被害者には接点があったと考えるのが妥当だ。 しかし、10年も昔となると飯田昌代はまだ15歳のときだ。 「15歳と18歳の共通点……」 家が近いわけでもなく、学校が同じだったわけでもない2人。 考えれば考えるほど、頭の中が混乱してくる。