新田の言葉を真に受けて走り出した藤堂は、立ち止まりキョロキョロと辺りを見回していた。 沙耶香がどこのクラスの生徒なのかわからないわけだから、誰に聞けばいいのかわからない。 けれど、19歳という年齢を考えればきっと一年のクラスだろう。 「おじさんさぁ……誰ぇ……?」 一年の各クラスの前の廊下をウロウロと歩いていると、一人の生徒に声をかけられた。 振り向くと、そこには男にしてはちょっと小柄で、ブルーの瞳の青年が立っていた。