「そんなに気になるならその辺の学生にでも沙耶香ちゃんのことを聞いてみればいいじゃないか」 新田は藤堂の相手をするのがおっくうになり、適当なことを言う。 しかし、それを真に受けた藤堂はパッと瞳を輝かせて 「そうします!」 とすばらしくいい返事をすると共に、どこかへ賭けていってしまった。 「おい、藤堂!」 後ろから新田が大声で呼びかけても、その声はすでに藤堂には届かなかった……。