足元は悪いが、歩けないほどではない。 最初は車も通ることが出来たらしいこの道は、所所にその名残のガードレールが目に入った。 もっとも、アスファルトが敷かれていないのだから、ガードレールと言っても木を組み合わせたものだが。 「そういえば、冬我さん」 「なんだ?」 「ネコさんから聞いたんですけど……あの.……」 自分で声をかけておきながら、口ごもる沙耶香。