ハンドルがあらぬ方向へ向いて、周りからクラクションが鳴らされる。
「ヤツからのメールはいつ来るかわからない。まったりのんびり、牛丼を食べながら待つやつがいるか」
新田の嫌味な言葉がイチイチ胸に突き刺さる。
まったりのんびり、牛丼食べながら待ってたのは事実だけれど。
それならそうと叩く前に言葉で言ってもらいたい。
「専門学校へ行って、何かわかりそうなんですか?」
「さぁな。
けど、ヤツからのメールの《悪魔》ってのが気にかかる」
幸也に送られてきた捜査命令のメール内容のことだ。
これは藤堂も話を聞いているので知っている。



