19の夏~私の愛した殺人鬼~


 ハンドルがあらぬ方向へ向いて、周りからクラクションが鳴らされる。


「ヤツからのメールはいつ来るかわからない。まったりのんびり、牛丼を食べながら待つやつがいるか」


 新田の嫌味な言葉がイチイチ胸に突き刺さる。


 まったりのんびり、牛丼食べながら待ってたのは事実だけれど。


 それならそうと叩く前に言葉で言ってもらいたい。


「専門学校へ行って、何かわかりそうなんですか?」


「さぁな。

けど、ヤツからのメールの《悪魔》ってのが気にかかる」


 幸也に送られてきた捜査命令のメール内容のことだ。


 これは藤堂も話を聞いているので知っている。