助手席でタバコをふかしている新田へ、 「どうして急に専門学校なんかに?」 と、藤堂が聞いた。 さっきまでの空腹感はどこへやら、今は爽香に会えることで胸も腹も一杯らしい。 「オルフェウスだよ」 「オルフェウス?」 「あぁ。 オルフェウスは飯田昌代が殺されるのとほぼ同時に、B・P専門学校への侵入捜査をサークルメンバーに送りつけていた」 「えぇ。 だからオルフェウスに近づくためにサークルに登録しましたよね」 キョトンとして言う藤堂に、新田は一つ頭をコヅイてやった。