ダメ!!



やめといたほうがいいって!!



心の声が聞こえるのに。



逆らえない魅力が、玲ちゃんにはあって。



あたしはそうすることが当然のように、自分の名前をサインした。





書き終わった途端。







「あーあ。
下手くそな字」



舌打ちと。


人を小ばかにしたような声が聞こえ。




あたしはびっくりしてあたりを見渡し。



玲ちゃんの顔にたどり着いた。