狼クン達のオリの中②【完】

「・・・抱いてください」




「はぁ?」




「そう、君が頼めば。
オレを近くで、感じさせてやる。
オレを独占させてやる」






綾瀬涼は。

冷たい瞳に、挑戦的な光を瞬かせ。



『た・の・し・み・だ・な・?』



口だけ動かし、前を向く。



「ちょっと!!
そんなこと言うわけないでしょ!!」



大声を出したあたしに。



「今日の夜」



綾瀬涼が、斜めに振り返る。