狼クン達のオリの中②【完】

「焦れて。
もどかしくて。
たまらなくなったら・・・」




綾瀬涼の冷たい声を近くに感じる。



もう。
無理。




これ以上は、耐えられない。


そんな限界ギリギリのところで。




綾瀬涼は、あたしの耳に軽く息を吹きかける。




「きゃっ・・・」




目をあけたあたしを笑い。






綾瀬涼は。


花束を肩にのせたまま。


ロビーに向かって歩き出し。


数歩進んで、歩みを止め、振り返る。




「君から、お願いすればいい」