狼クン達のオリの中②【完】






「同じシャンプーの香りって――…
なんか、いいね?」




綾瀬涼はそう言いながら顔をあげ、


きらめく瞳であたしを見下ろし、


あたしの髪の毛のひとすじを、指に、からめた。