ただ、不安がある。 静江は想像出来るから怖かった。 ――自分の結婚式の時、 果たして友人たちは自分を“本当に”祝ってくれるのだろうか。 常識を押し付けないで、―――いつも思っていた。 類は友を、呼ぶ。 …なるほど、こんな言葉がある。 「……。」 静江は容易に想像できる未来に、上手く笑えなかった。 〓おわり〓 〓偉大に冒涜〓