八月の指定席【花火・短編】

…いや、まさか、な。

マコがオレをなぐさめてくれてたのって

友情…以外の何かがあったって、コトか?





ベランダにいるアイツら、花火を眺めながら楽しそうに外を見ている。




オレは立ち上がり、マコのいるトイレへ向かった。





トントンと、扉を叩くと

すすり泣く声が聞こえた。