キミ色ヘブン

きっと大丈夫。

教室を見渡して、人気の少ない教室の一番後ろの隅っこへ移動すると、ファッション誌の中に挟んで文集をめくったのだ。

ナイスアイディア、私。

こうしていればバレやしない。

華達は廊下で喋っているし、恵美は清掃委員会だって言っていたし、

丁度一人で過ごす昼休みにもってこいだと思っていた。