「まだ早いからコンビニ買い出し行こ」 美紀がそう言うと、だらけていたみんなが立ち上がる。 「アイス食べたい」 「メロンパンも~」 寝ころんだままの私。 空にいつの間にか雲がたくさん浮かんでいた。 「凛は?」 「あ~、サーブ練習しとく」 私は誰もいないコートで、ひたすらサーブを打ち続けた。 フォームを変えてから、調子が悪い。 20球打ったところで、暑さに負けた。