手を振るあたしにジュンちゃんは背を向けて歩き出した。 あたし達の最後の別れ方はいつもと殆ど変わらなかった。 また明日会うみたいな挨拶をした。 でも、もう会うことはないだろう。 あたしはジュンちゃんを見つめながらまた涙を流した。 ごめんね。 さようなら。 そう思いながら小さくなったジュンちゃんの背中を見ながらずっと泣き続けた。