体操着から制服に着替えてから一人で階段を上る。 "あの子が最低な子だから" 由香が言った言葉がさっきからずっと頭に浮かんでくる。 千夏が最低な子………? ―――――違う。 私は千夏の良いところ沢山知ってるよ。 千夏を信じなきゃ……。 そう思えば思うほど―…由香の言葉を思い出してしまう。 もう――…わけわかんない。 頭の中ぐちゃぐちゃ。 教室のドアを目の前にしながら ぱんぱん、と自分の頬を叩いて教室の中に入った。