まだ雨は降っていたのにも関わらず屋上の扉を開けて足を踏み入れた。 「…どんな関係なわけ?」 「え?」 彼女のいきなりの言葉は私を混乱させる。 「この前もだったけど、 あなた……馬鹿?」 ふ、と冷たく硬い笑顔は私を怯えさせる。 「あなたと水瀬くんの関係。」 「……幼なじみ。」 口にすればするほど思い知らされるこの関係は私の心を痛める。 「でも…、幼なじみじゃない。」 言葉を付け足す。 「は?」 彼女は眉間に皺をよせ、私をみる。 「私がはる君のこと好きだから」