打ち込んでカチカチと改行ボタンを押し続けて・・・



―――嘘偽りのない俺の今の本当の気持ちを送信した。





『・・・真央に会いたい』





気持ちが伝わって欲しいけど、まだ会うことができない。



スクロールしないといけないぐらい改行してから綴った一番叶えたい自分の願い。





しばらくボーっとしていたらしく、溜め息をついて着替えようと立ち上がると、携帯がブルブルと振動している。



彼女からのメールが届き、煙草に火を付けようと銜えながらメールを開いた。





『私も会いたい』





―――俺の口から煙草が落ちていて、涙が一筋流れていた事に気付かないぐらい胸が締め付けられた。