お盆休みの前日、仕事から帰ると自宅に義母と一緒に息子がいた。
俺は義母が息子を寝かしつけている間、キッチンでお茶の準備をする。
「その様子だと・・・私達が来ることは知らなかったのね?」
子供部屋から戻ってきた義母は俺に話しかけてきて、首を縦に振ると困った顔をして「そうだったの」と溜め息をついた。
「あの娘が今日急に家に連れて帰って欲しいって」
俺が子供に会いたがってるからと言われたらしい。
「お義母さんが一緒に暮らしたいと言われたそうですね」
「え?」
「親孝行の為に預けてると聞いています」
俺の話に義母は考え込むように顎に手を当てていて。

