「真央、これだけは約束して欲しい。嘘は付かないで。真央が大切だから。嘘だけは付かないで欲しい」





たとえ一緒に同じ道を歩けなくても・・・



俺はこれからも貴方の傍に居たいから。





矛盾した想いも彼女と通じあえたからこそ感じる事で。





―――貴方が俺を必要としてくれるのなら





どんな困難な・・・茨の道だって血だらけになっても歩けるから。





だから・・・



―――嘘だけは付かないで欲しい。



貴方の嘘で息の根を止めないで・・・





想いを込めて真央の頭をポンポンと叩くと、涙ぐんだ彼女は何度も頷いてくれた。