彼女に言われ、今届いたビールをすべて飲み干したのだと気付いた。



もずくを持ってきた店員に、話を聞かれたくなかった俺は生ビールを3つ注文する。



しばらくして残りの料理と生ビールを持ってきた店員さんに料理の確認をされ頷く。



ひとつを彼女に渡すと、ビールを飲みながらどうやって話だそうかと思案していた。



彼女は俺の考えてることなんか全く気付いていない様子で、揚げたてのから揚げを食べていて。



美味しいと言った彼女に思わず苦笑してしまった。





「ホントに貴方って人は」





意味が分からず首を傾げる彼女は