介抱するのはホントに大変だと経験上知っている俺は彼女が気の毒に思えて頑張れとの意味を込めて微笑む。
「あっ・・・さっき話しの途中でしたよね」
彼女は思い出したらしいけど、今できる話じゃない。
「いえ、俺も少し酔っ払ってるんで何を話してたかあんまり覚えてなくて」
誤魔化すように言う俺に、彼女は何か感じたのだろう。
「次の飲み会ではちゃんと話し聞きますから」
そう言ってくれたので次も話ができると心の中で嬉しくなった。
だから、意地悪そうな顔をしながらこっちに向かってくる上原部長に聞こえないように
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