☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜

「人にモノを頼む時は、下さいだろう、ク・ダ・サ・イ」


「ヤメ……さい」


『俺が痩せてたら、こいつらなんかに自由にさせないのに……』


 太は歯を喰いしばって怒りを堪えている。


『そうだ、痩せればいいんだよ。あの時みたいに……』


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「いやああああああっ!」


 最初の『脂肪遊戯』が起こった時。小粒は保健室が壊れるかと思う程の叫び声を上げていた。


「何これ! こんなの私じゃない!」


 すっかり女の子口調に戻った小粒は、丸々と太った姿を鏡に写して愕然としていた。


一方身体が痩せてカッコイイ頃に戻った太は、小粒の悲鳴を聞き付けて保健室へ駆け込んでいた。